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  • 2020.06.15

    台風で床上浸水した建売住宅の実態!!改修してみて分かったこと
    疑問! 建売住宅は大手だから安心?地元では?

     
    みなさんこんにちは。
    今日は、建売住宅についてお話をしてみます。
    建売住宅は、供給する側が、購入する消費者のニーズを先読みして、宅地分譲をして建物を建てて、完成したものを売り出すとゆう手法です。
    メリットは立地条件や建物を見ながら購入ができ、比較的価格も安く抑えて販売している。
    デメリットとしては、立地条件はいいけど土地が狭い、隣との家が近過ぎる、間取りが理想に合わないなどがあげられるでしょう。
    地元企業や県外の大手まで色々なところが販売しております。
    実際の建物を見ながら買えるのは安心ですが、建築中の工程は見れないので、欠陥住宅でないかが不安ですね。
    地元だから安心?
    県外の大手企業だから安心?
    色々と不安が・・・。
     
    これまで、新築のみならずリフォームなども手がけてまいりました。不幸にも台風19号の影響で、床上浸水したお家の改修工事をしてまいりました。
    そこで、驚愕の事実に唖然としました。
    大手県外企業の建売住宅を購入したと言われて、実態が見えてきました。
    今や大手ハウスメーカーも凌ぐほど勢力をました、県外大手建売企業の安さの秘密がわかりました。
    お化粧してしまえば中身はわからない。
    素人からすれば綺麗に外壁が貼られていて、中もクロスで綺麗に貼ってあれば何も疑問を持つことはないでしょう。
    物件を購入前に、施工写真などがあれば少しは安心できますが、無いのが現状でしょう。あっても素人ではわかりません。
    これが現状なんだと
    一生の家を、ただ安いからや立地がいいからで決めてしまったら、大変なことになる事を知ってください。
     

    伝統工法の木造住宅 技術の伝承を受け継ぐ職人

     
    私たちアイリスホームの職人達は、弟子から修行をして、技術を親方から引き継ぎ、日々、新技術の向上に力を注いでいます。
    職人といっても、大工・基礎職人・左官職人・電気工事士・水道施工などなど、家づくりの全ての人が、10年以上の厳しい修行に耐えてやっと、周りから認められる一人前の職人となるのです。
    だからこそプライドが高く、自分が認める会社でなければ仕事はしないのです。
    このような職人気質は無くなってはいけないし、いい家を造ろと住宅会社もプライドを持たなければならないのです。
     

    サラリーマン職人や外国人労働者

     
    実際に建物の所有者の方に聞いたのですが、『話に聞いたんだけど、ここの大工さん外人だったんですって』というお話を聞きました。
    県外の建売現場を通りかかると、地元では無い会社名の車などを多く見受けます。
    腕のいい職人なら、地元で多く仕事があるだろうに、なぜ、市外から1時間以上かけて現場作業するのでしょうか?
    いい職人は、特定の会社と信頼関係もよくお互い地元で仕事をします。
    そうで無い職人は、ただただ安く使われて、遠くまで夜遅くまで作業をしております。
    そんな職人の『てこ(お手伝い)』として外国人が作業をしていたら、想像できますよね。
    新建材は便利な材料です。
    下地がなくてもボンドで貼り付ければ、あたかも適正に工事がしてあるように見えます。
    そうなんです!びっくりしたのは下地がなかったのです。
    下地とは、何かを取り付ける際に、壁の中に木材を入れておき、壁の外から釘などを打てるようにする事を言います。
    家の中の壁の下と床材の見切りをつけるために、巾木というものを取り付ける際には、ピンタッカーなどで釘打ちします。その時の下地がなかったのです。
    構造上は問題はないのですが、仕上げとして簡単に剥がれてしまう恐れがあるので必ず釘を打つのが標準です。
    この下地作業って、結構手間暇がかかるのです。細かい材料を壁全体につけるのは大変なのはわかりますが、手を抜くことってプライドがない証拠です。
    そんな職人達が造る家がはたしていい家と言えるのでしょうか?
    この家に携わる全ての職人のプライドに疑問です。
     

    まとめ

     
    上の写真は、当社が依頼をしている第三者による検査です。
    建売住宅でもこのような検査は行っています。義務ですからね!
    構造の大事とされるところの検査は行いますが、下地などの検査はありません。
    だから、手を抜くことが可能なのです。
     
    残念ですが、この他にもプライドのある職人なら、このような工事は絶対しないだろうなとういことが、多く見受けられました。
    当社の関わってくれた大工さん、電気屋さん、水道屋さんも驚いていました。
    『こんな工事でいいのなら楽でいいけど、うちらは絶対やらないな!』
    プライドを持った職人の言葉は重みがあります。
     
    アイリスホームの家づくりに関わってくれている職人は、ちょっと古臭いところもあるけれど、プライドの高い職人が多いことが最高の宝であり自慢です。
    最後までお読みいただきありがとうございました。
     
     

    この記事を書いた人
    佐久間 岩男

     佐久間 岩男

    アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。

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