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  • 2021.02.18

    大地震でダメージを受けたお家のチェックポイント 相馬市・南相馬市で注文住宅を建てよう
    10年前の東日本大震災を思い出す

    夜の地震は、安心して眠りに入っている時に起きると、パニックに陥り冷静な判断が取れなくなってしまいます。

    私達は10年前の教訓をもとに、震災後の復興を果たしてきました。その経験から、次家を建てるときは瓦を使わない方がいいよね、耐震構造にしようね!などなど、経験をもとに備えてまいりました。

    そのおかげもあってか、住宅の大きな被害報告はほとんどなかったと思いますし、ブロック塀などの倒壊などもなく、大変すばらしい『防災』が働いていると感じました。

    皆さんの意識が働くと安心安全な暮らしになり、震災があっても穏やかに暮らせるんだなーと実感いたしました。

     

    住宅にダメージはどのくらいあるのか?

    せっかく建てなおした新しいお家が、震度6弱や6強のダメージを受けてしまったのです。ダメージがないはずはございません。

    地震後、色々な住宅の点検に足を運ぶと、全くと言っていいくらいなんの影響も出ていないお家と、見た目が結構ひどいなというお家まで様々でした。同じ分譲地なのに被害の出方も違いました。

    被害のナンバーワンは

    1位 クロスのひび割れ

    2位 玄関タイルの割れ

    3位 外壁の割れ

    4位 外構工事のコンクリート製品の割れ

    5位 屋根(瓦)の崩れ

    などなど

    皆様、地震保険には加入されているでしょうか?

    加入していないと激甚災害指定でもならない限り、修繕費用は自己負担となることが多いので、ご確認をしてください。

    地震保険加入・未加入でも必ず保険会社へ一度はご連絡をする事をお勧めいたします。保険はあくまでも加入者の請求があって動くのが基本と思われますので、面倒くさがらずに確認の電話を入れてください。

    また、被害状況は必ず写真で保存してください。その際に被害状況がわかる様に、全景写真や近寄った写真、スケールを当てて大きさなどがわかりやすい写真を撮ることをお勧めいたします。

     

    クロスの割れのほとんどは、出入り口であるドア周りに集中しています。これはどうしても、建具枠周辺の石膏坊殿施工とドアの開口部分で起こりやすく、地震でゆられた際にヒビがどうしても入りやすい場所なのです。

    状況も様々ですが、クロスに筋(すじ)程度であれば、気にならないのであればそのままでもいいですが、気になるのであれば貼り替えをお勧めいたします。しかし、クロス自体同じものが今も生産しているといいのですが、生産終了の場合にはその被害面一面全体を張り替えるか、同じ様な柄を探して一部張り替えるかになります。

    しかし、中の石膏ボードがむき出しになったとか、亀裂が深い場合は、石膏ボードから貼り直さなければならない場合がございます。建物の構造や揺れによる力のかかり具合で影響の出方が大きく変わります。

    この様な場合は、クロスの張り替えではなく、クロスの上に漆喰などの塗壁などをお勧めいたします。下地の石膏ボードが割れたままで大丈夫?と思われるかと思いますが、石膏ボードがしっかりしているのであれば、そのまま塗壁材料で仕上げた方が早いですし、クロスの品番に左右されないのでいいですし、コストパフォーマンスも張り替えるより安く仕上がるはずです。

     

    次に、玄関タイルの割れや剥がれも多く見受けられました。タイルはモルタルで接着しているので、少し力が加わると割れたり剥がれたりしやすい場所であります。

    補修としては、コンクリートボンドでご自身でも貼り付けることもできますので、ホームセンターなどで探してみるのもいいと思います。しかし、タイルとタイルの間の目地を修復できないと思うのですが、コークボンドの様なもので代用できるかもしれません。

    自信がない場合は、タイル屋さんに直していただくのをお勧めいたします。

     

    外壁の割れは、建具周りのクロスと同様、外部サッシ周りに影響が見受けられます。サッシの角をよーく確認してみてください。

    補張り替えることはとても困難なので、補修方法については接着剤などで、壁内に水の侵入を防ぐ様に施工する事をお勧めいたします。放置すると躯体内に水分が入り、結露を起こしたりして躯体を痛めるのでしっかりと補修しましょう。

     

    外構工事はコンクリート製品やタイルなどが多く、ヒビが入ったり倒壊したりとダメージが多いです。

    ブロックの一番高いところ、「笠木」といって、屋根みたいなブロックが乗っているのですが、その部材は、コンクリートで接着されているだけですので、地震の時に一番壊れやすい場所でございます。

    補修としては、個人では難しいのでプロに依頼すべきです。この際ですが、今後の地震に備えて、ブロックを下げてフェンスへ交換することも検討されてみてはいかがでしょうか?

    地震で、ブロックの下敷きになってしまったら大変ですので、次の震災に備えるために検討してみてください。ただし、フェンスは風通しのいいものを選ぶ事をお勧めいたしますが、視線が気になる方は、ブロックの補強やフェンスに風邪対策を施す事をすればいいでしょう。

     

    屋根瓦は震災以前から建っていた住宅に被害が出ている様です。東日本大震災の時、そこらじゅうブルーシートで覆われた屋根を多くみましたよね!今回は非常に少ないですが、被害が出ている様です。

    対応策は、屋根のてっぺんの棟瓦をきっちりと板金などで補強する事で、ズレなどを防ぐことができます。屋根屋さんにしっかりと補強をしていただく事です。

    屋根全体を瓦以外にすることは、大変な費用を要するので、しっかりと補強をしましょう。

     

     

    保険の見直しも

    火災保険とおもっていると、火事にならないと保険は適用にならないと思っている方が、実は結構多いと思います。

    火災保険はお家の総合保険です。

    火事のみならず、落雷で家電が壊れたのも適用になる保険があります。この際ですので、火災保険の適用範囲のご確認をぜひする事をお勧めいたします。

    不足があれば追加で加入し、次の災害の対策をしておきましょう。

     

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

     

    PS.

    平家のお家は殆ど被害がありませんでした。家づくりは平家から考える事をお勧めいたします。

     

     

     

    建築家とつくる家づくり  simple note(シンプルノート)

    simple note(シンプルノート)とは

    • 洗練されたデザイナーズ住宅
    • 合理的な設計がもたらす高性能住宅
    • 子育てママの家事をラクにする思いやりの家
    • 家族の安全やプライバシーを守る防犯住宅
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    デザイナーズ住宅について、「住みにくい」、「窓がないから暗い」、「価格が高い」などの先入観があるのではないか。心のどこかで優れたデザインの住宅に憧れを抱きながら、なんとなく感じるネガティブなイメージに阻まれて実現できない。

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    casa carina(カーサ・カリーナ)は、南欧の邸宅をイメージしたナチュラルテイストの家である。無垢材や漆喰、テラコッタなど、経年変化を楽しめる素材が随所に用いられており、長い間暮らせば暮らすほど、愛着も深まっていくのだ。そして、この住宅の魅力は、素材だけではない。考え抜かれた間取りの中に、そのヒントは隠されているのである。

    casa carina の標準的なプランは、夫婦二人と子供二人の世帯を想定している。1階は、キッチン、洗面所、そしてお風呂を直線的に配置されているため、家事動線が一直線になる。効率よく家事や育児ができるようになっているのだ。キッチン横には棚が設けられており、パントリーとして利用したり、学校関係の書類を保管したり、様々な使い方ができるようになっている。また、階段はホールに設置されており、LDKの空調管理を効率よく行うことが可能なため、心地よい空間をつくりやすい。2階には、主寝室の他、子供室が二部屋あり、それぞれにしっかり収納が取られているため、部屋の中をすっきりさせることができる間取りです。

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    この記事を書いた人
    佐久間 岩男

     佐久間 岩男

    アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。

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